荒廃農地を活用しよう
きれいな広い農地だけが農地ではありません
食べる分だけなら100坪で十分
一般的な概念での専業農家を目指すのであれば、一定規模以上の農地がなければ生活に必要な収入を得るのは難しいでしょう。しかし、自分たち家族が食べるだけの作物を作るのなら、100坪もあれば足りるのではないでしょうか。
将来は鶏も飼いたい、山羊も飼いたい、果樹栽培も・・・と、範囲を拡大していけば、更に 広い土地が必要になるかもわかりませんが。
そういった場合に目を向けていただきたいのが、山間部に放置された荒廃農地です。山でやりたいことを目指す人にとって、山林はあらゆる可能性を提供してくれる「素材」です。
自ら家を建てるときには、木材を調達することもできます。畑を作ることもできますし、果樹栽培、木陰では椎茸栽培などが思い付きますね。
しかし、造作がしやすい平坦な部分が元からある山林は、なかなか見つかりません。
見えない農地
荒廃農地は使ってくれる人を待っている?
集落から集落への細い道の両側には、木々が生えていて山林だとばかり思っているところでも、 木を切っていくと石積みが現れ、平坦地となっているところを随所で見ます。
昔の農地跡に木が育ち、笹などのブッシュで覆い尽くされているため、知らない人から見ると山林にしか見えないのです。
そのようなところは、たいてい地目も農地ではなく、原野か山林に変更されています。さらに、昔は家が建っていたんだと言うことを聞かされる場合もあります。驚きですね。
山林に秘められた可能性
そこで、それまでは使い道のない山としか見えていなくても、実はすごい可能性を秘めた価値ある土地であることに気付きます。かつて、「人がそこに暮らし、そこで作物を作って生活していた」ことを思うと、平成の今、 それができないはずがありません。
しかし、どの山林にもそのような昔の農地が潜んでいるわけではありません。
そういうとき、自分の所有する山林の周囲に目を向けてみてください。
谷あいに、忘れ去られたような農地があると思います。
すでに木が生えていたり、笹などが生い茂っていたりしますので、田んぼは無理でも、畑なら耕作できる状態にすることは、自分の力で可能です。
山林での自給自足のプランをサポートします
相続が発生して、現在の所有者が複数人に持分が分かれている。また、その人達は若いときから都会に出ていて、その農地に来ることさえない。そんな農地を有効に活用してあげることは、かつて苦労した先人の労に報いることにもなるのではないでしょうか。
乱暴な言い方をすれば、どこにでもある荒廃農地。その農地と山林とを併せての『自給自足の生活設計』についても、当社はサポートさせていただきます。